カンタブリア州はスペイン北部の自治州です。海と山が楽しめる風光明媚な土地。イサベル2世女王が訪れてからスペイン王室お気に入りの避暑地となり、リゾート地として発達しました。
個性の強いバスク人、誇り高きアストゥリアス人など、アクの強い人達に囲まれカンタブリア人はどちらかといえばおっとり型です。(By昔のスペイン政府観光局のパンフレットによる)
カンタブリア人とは『岩の上で暮らす人々』の意味。
別名「ラ・モンターニャ(山)」が示すとおり、1/5の領土が標高1000m以上です。 4州にまたがるPicos de Europa(ヨーロッパの山頂)の最高峰は2648mのトーレ・デ・セレード。
アルタミラの洞窟や、エル・ソプラオ洞窟があります。
サンタンデール県のみ。1県1州で構成されています。州都はサンタンデールです。漁港の総水揚げ量はガリシアに次ぐ漁獲高を誇っています。内陸では牧畜が主な産業です。
カンタブリア海沿岸は海洋性気候です。スペインでは2番目に雨が多い州ですが、夏は過ごし易く、冬も寒すぎず、保養地にぴったりです。人口のほとんどが海岸に近い地域に集中しています。
南西部の山岳地帯は山特有の変わりやすい天気と、あたり一面をベールで包んでしまう濃霧に悩まされます。12-3月は雪に閉ざされる地域もあり、寒さの厳しい土地です。
アルタミラ洞窟が示すように、古代から人々が住んでいた場所です。古代の洞窟は世界遺産の一部で、考古学ファンのロマンを掻きたてます。
世界にわずかだけ残る手書きのベアトゥス写本で有名になったBeato de Liebanaが住んでいた場所でもあります。
ガウディの初期建築エル・カプリーチョがあります。
【文化遺産】