カスティーリャ・ラ・マンチャ州はスペイン中央部に位置するスペインの自治州です。
風が強く、セルバンテスのドン・キホーテに出てくる風車の舞台やラマンチャ・チーズでも知られます。
人口は200万人強で、スペインで9番目。5県で構成され、州都は古都トレドです。
中央メセタという広大な台地に位置し、面積の約80%が標高1000m超えです。
面積はスペインの州で3番目。ドン・キホーテに出てくるような、どこまでも続く平原が特徴です。
イベリア半島でスペイン最長のタホ川が流れます。
大陸性地中海気候です。冬は寒さが厳しく、零度を下回ることも多いです。1月の平均気温は6度です。
夏は30度超えが多いですが、夏でも平均18度を超えない地域もあります。1日の寒暖差も激しいのが特徴です。
降雨は少なく、乾燥した土地です。
カスティーリャ・ラ・マンチャの重要な歴史は州都のトレドに集中します。
西ゴート王国がイベリア半島を支配したあと、560年にトレドが西ゴート王国の首都となりました。
イスラムの小国タイファのひとつトレド王国の時代にも、文化的に繁栄しました。
レコンキスタでキリスト教徒が土地と取り戻した後から現在まで、トレドがスペインの首座大司教座となっています。
【文化遺産】