カタルーニャ州は地中海に面したスペイン北東部の自治州です。面積31.895k㎡は関東地方程度でスペイン自治州で6番目。
人口は772万人を超え、スペイン第2位。4県で構成され、州都はバルセロナです。
ガウディとバルサのイメージが強いですが、芸術・建築・自然など幅広い観光があり、誰でも楽しる地方です。
ピレネー山脈と地中海に面しています。北部がフランスやアンドラ公国との国境です。フランス領土内に飛び地Llivia(リヴィア)があります。
ピレネー山脈以外に、Montseny(モンセニ)や奇岩群モンセラなどの山があります。
コスタ・ブラバの入り組んだ海岸とエブロ河口もユニークで、変化に飛んだ自然が楽しめます。主要な川はエブロです。
地中海性気候です。冬は温暖で、夏の暑さも南部ほどではありませんが、スペインでは珍しく夏の海岸沿いは湿気があります。
ピレネー近い山側では高山気候で、雨量は年間1000ミリ。アラン峡谷は大西洋気候。
地方によって差があるため、平均年間気温は0度から16度。
イスラム教徒共存の時代が短いこと、中世のアラゴン・カタルーニャ連合王国の時代に地中海進出で発展したこと、 19世紀末から20世紀にかけて飛躍的に近代化したこと、
フェリペ5世やフランコ独裁政権の時代に抑制された歴史などがカタルーニャの重要な出来事です。
現在もカタルーニャ主義であり、スペインの他地方と違う姿勢が見られます。近年独立運動が活発化しています。
【文化遺産】