バレアレス諸島はイベリア半島の東側の「地中海の楽園」と呼ばれる島々です。
ショパンら芸術家が愛したマヨルカ島、透明な水が美しいメノルカ島、泡パーティーで有名なイビサ島、「地中海の最後の楽園」フォルメンテラ島が主な島で、多くの小島・岩礁によって構成されます。1州1県です。
公用語は、スペイン語とカタルーニャ語(マヨルカ方言)です。欧州各地から観光客が訪れるリゾート地です。
バレアレス諸島はスペインで最も面積の小さい州です。イビサ島はバレンシア州ともマヨルカ島とも75キロの距離です。
バレアレス諸島にはメノルカ島とイビサ島に1つずつ川(rio)があるだけと言われていました。
他は雨が降った時だけ水が流れる川(torrento)という扱いでしたが、EUの基準ではそのような区分けはないために、すべてを川扱いに。突然川の数が91になりました。
地中海性気候の温暖な地域です。夏は太陽が強く、気温が上がり、30度ほどになります。冬は寒くなりすぎず、気温は12度を上回ります。
雨量は年によって変わり、降る時期も年によって変わります。夏に雨が降ることは少ないですが、降り続けてバカンスが台無しにならないように
「太陽保険」を掛けてくる欧州旅行者もいます。
地中海の拠点となる立地から様々な国が占領獲得に動きました。メノルカ島はスペイン継承戦争後のユトレヒト条約でイギリス領になり、アミアンの条約でイギリスから返還されました。
【文化遺産】