バレンシア州はスペインの東海岸沿いで、カタルーニャの南に位置します。3県から成り、州都のバレンシアはスペイン第3の都市です。
面積は23255km2でスペインでは8番目。人口は500万人強で、スペインで4番目です。
バレンシアの火祭りやパエーリャの本場として知られます。
スペイン5大山脈のうちの2つ、イベリア山系が北部に、ベティカ山系が南にあります。
地中海沿岸沿いは肥沃な平地で、バレンシア近郊のアルブフェーラはお米の産地です。
ペーゴ近郊のマルハルの湿地、サンタポーラの塩田などもあります。
海岸沿いは地中海性気候です。冬は温暖で、夏は30度になります。
南部には雨が少なくもっと乾燥した地域もあります。
標高の高い内陸側は気温の差が激しい山の気候です。南のイメージに反して、冬には大雪に見舞われることもあり、雨も降ります。夏には35度、時には40度を記録することもあります。
イスラム教徒の侵入後、灌漑設備が整い、発達しました。
アラゴン王ハイメ1世がバレンシア王国を築き、地中海貿易で15cに黄金時代となりました。
法王ルナが法王権を主張しながら亡くなるまで過ごしたペニンスラや、法王・国王・枢機卿が集まって会議を開いたモレーリャもバレンシア州です。
【文化遺産】