アンダルシア州はスペイン最南部の州です。面積(87268k㎡)はスペインではカスティーリャ・イ・レオン州に次ぐ広さ。
ベルギー、オランダ、スイスの2倍以上にあたリます。広大な面積も関係し,
人口の多さはスペイントップ(約785万人)。州都はセビーリャ。
イスラムの影響を最も色濃く残し、太陽、白い村、パティオ(中庭)、ひまわり、フラメンコ、闘牛と、スペインに対する日本人のイメージぴったりの地方です。
西がポルトガルと接しています。地中海の海岸線は約900km。
ジブラルタル海峡を挟んで対岸のアフリカ大陸はわずか10数キロの距離。
シエラ・ネバダのムラセン山はイベリア半島の最高峰(3482m)。ベレタ山(3392m)も4番目。グアダルキビルが主要な川です。
地中海性気候。大部分で年間300日が晴れ。コスタデルソル=太陽海岸の名を持つ南国らしい気候です。雨量は極端で、グラサレマ山脈の年間雨量2138mmはイベリア半島で最も多く、
ガタ岬は欧州で最も少なく年間117mmです。土地の50%が山で、3分の1が標高600メートル以上の台地です。
8月は暑いですが、グラナダ山脈とハエンの冬は厳しく1月平均気温6.5度。シエラ・ネバダでスキーを楽しんだ後、ビーチで太陽を楽しむ体験が可能な土地です。
アンダルシア歴史上、最も大きな出来事は711年イスラム教徒の侵入です。イスラム教徒との長い共存の時代にコルドバは後ウマイヤ朝の首都として栄華を誇り、グラナダにはイベリア半島最後の
イスラム王朝ナスル朝がありました。
またコロンブスが出航した土地でもあり、その後150年に渡って新大陸貿易の恩恵にあずかりました。
【文化遺産】