アラゴン州はカタルーニャとともにスペイン北東部に位置します。北はフランスとの国境のピレネー山脈。面積(47 719㎡)はスペインで4番目の広さです。
人口は約130万人で、州都のサラゴサはスペイン第5の都市です。サッカーの岡崎選手が所属したSDウエスカ(2019-21)と、香川選手が所属したレアル・サラゴサ(2019-2020)は、ともにアラゴン州のチームです。
マドリードとバルセロナの移動の途中で立ち寄るのに便利な立地です。
サラゴサのピラール祭は有名なお祭りで、ピラールの日10月12日を中心に盛大に行われます。
ピレネー最高峰のアネト山(3404m)、ベルディド山(3355m)があります。南部も標高が高く、中央部だけがエブロ川沿いで低地。州都サラゴサはそこにあります。
スペインで最も水量の多いエブロ川が流れています。カタルーニャとの境にアラゴンの海と呼ばれるMequinensa貯水池があります。
ピレネー付近と一転して、内陸は西部劇のような風景です。アメリカのロケ隊がよく撮影に来るのも納得。
地中海性気候と内陸性気候の中間。気温は標高によって差があり、エブロ谷沿いでは冬は比較的温暖で夏は40度にまであがります。
山岳地帯では冬は長く、エブロ谷と比べて10度は気温が低いこともあります。
強風や熱風がふきます。
歴史的な事件の場となったわけではありませんが、アラゴン王女とバルセロナ伯の結婚でアラゴン・カタルーニャ連合王国が誕生し、地中海に領土を拡大し繁栄しました。
またカタルーニャ・アラゴン王国のフェルナンドとカスティーリャ王国のイサベラの結婚で、スペインが誕生します。
【文化遺産】