海外旅行の必需品の筆頭はパスポートです。途中で紛失しても困りますが、日本出発時に忘れて日本を出発できなかったお客様について耳にしたことがあります。
しかも何度か。地方からの新婚旅行でも聞きました(涙)・・・。
海外旅行で必要な基本の持ち物、忘れてしまうと海外旅行に支障をきたす持ち物とは何でしょうか。
絶対にもっていくべき必需品や、「無事に海外旅行を終えるために
便利な物」を紹介します。
目次
持っていくものが多い海外旅行では
他の持ち物を気にしすぎて肝心のものを忘れます。
「一番大事なもの・ないと旅行できないものをちゃんと持ったか?」を常に確かめること。
必須のパスポート。そして数枚のクレジットカードと多少の現金があれば旅は可能です。
それ以外のものは(不便でも)
旅行続行には困りません。
だから荷物の準備をする前に、3つの必需品を所持しているか、常に考えるべきです。すなわち、
●パスポート
●複数のクレジットカード
●多少の現金 です。
*
クレジットカードは暗証番号を覚えている&キャッシング機能付きで!(自分のカードにキャッシング機能が付いていない事をスペイン旅行中に知るお客様が結構いらっしゃいます)
★昔の話!
昔は航空券を失くすと、買い直し(真っ青!)でした。そして誰にも利用されなかったら半年後に返金でした。
航空券がEチケットになった現在、
飛行機情報はすべて電子上管理されています。Eチケットは自分のために持ち歩きますが、紛失しても問題にはなりません。
同じ間違いを起こさないようにトラブル例を紹介します。すべて、スペインで起きたケースとして聞いた実例です。
●日本の空港でパスポート忘れに気づいた!家族みんなでパスポートを持っているか何度も確認し合いましょう!
●ちゃんと持っているつもりで間違った。本人じゃなく
家族のパスポートだった。
似た手帳と間違えた!そんな話も何度も聞きました。パスポートは”持ってるつもり”ではなく、
自分の顔写真まで確認しましょう。
●ホテルに忘れた。
ホテルの金庫(セーフティーボックス)に入れてそのまま忘れる人はとても多いです。また、ホテルの部屋で安心できずに枕の中など難しいところに隠してそのまま忘れた方もいらっしゃいました。
ホテルの金庫の暗証番号がわからずにチェックアウトの朝、もたもたする方もいらっしゃいるので、出発前日の就寝前には金庫から出しておくのも良いでしょう。(安心できるホテルなら)
旅行中も、ホテルを出発するたび&街を出発するたびに、「持ってるつもり」ではなく、
必ずパスポートは顔写真まで確認しましょう!
パスポートの有効期限は確認しても、残存有効期限まで確認していますか?
渡航先・国籍・渡航目的によって違いますが、
パスポートには3か月~半年の残存有効期間が必要な場合があります。
旅行会社に航空券を依頼すれば事前にパスポート残存有効期限をチェックしてくれるはずですが、個人で航空券を購入する場合に、
ギリギリ有効期限のパスポートであるため日本の空港で搭乗拒否されたケースを、知人の家族だけでも2度聞きました。
ネットで旅行会社や航空会社のパスポート残存有効期間のリストをみると、会社によって異なる情報が見られるので、
ネットの情報を鵜呑みにせず、当該国の大使館へ質問しましょう。
残存期間を設けない国もありますが、旅行会社勤務の友人は、
残り半年以下なら、早めのパスポート更新を勧めています。
★トラブル実例!
2010年アイスランドの大噴火でヨーロッパ中の飛行機がストップした時は欧州便に乗れないので、中東やアジアで2度も乗り継ぎしたり、スペインからバスで他国まで行き、そこから飛行機に乗ったりして、帰国されました。
予定の飛行機に乗れるとは限らないので(普通に飛行機キャンセルもあります)、どこの国でも大丈夫なように半年の猶予のあるパスポートをお勧めします。
*2023年内には、EUへの入国に電子渡航認証ETIAS(エティアス)の導入が予定されており、スペインも参加する予定です。これが
導入後は、逆にパスポート残存期間を機械が事前にチェックしてくれるかもしれませんね。
(注・どうなのかは現在不明ですが)
持病のある方は薬を持ったか必ず確認しましょう。薬の紛失や、旅程変更で延長もありえるので日数より多く持参することをお勧めします。
そして盗難にあった時のことを考え、複数に分けて保管しましょう。スーツケースは紛失することが多いので、手持ち荷物や身につけることをお勧めします。
また,
薬の成分を英語で主治医に書いてもらいましょう。盗難・紛失のために、旅行先で購入が必要になった時に、薬の名前では伝わりません。 販売名ではなく、
薬の種類と成分と量が大事です。
入れ歯を忘れないようにと伝えると、ジョークと思われますが、本当にあります。旅行中の忘れ物として何度か聞きました。眼鏡、カメラ、指輪、イヤリング、ピアス、帽子、サングラスなど、
体に身に付けるもの、
の忘れ物が特に多いです。カバンの中ではなく、違う場所に、ポンと置いてしまうからでしょうね。
眼鏡も入れ歯も、見えない・食べられない。
明らかに旅行に支障をきたすので、無くす・忘れると最悪です。絶対に忘れないようにしましょう!
コンタクトレンズもお忘れずに。(スペインではコンタクトレンズはメガネ同様に眼鏡ショップで購入できます。医療保険は不要です)
「命の次に大事なスケッチブックをホテルに忘れた」
「
あの手帳がないと本当に困る」
・・・とおっしゃるお客様。
そんなに大事なものは忘れないように常にチェックしましょう。
旅行の途中で
ダントツに多い忘れ物はスマホです。そしてスマホには写真など様々な物が入っているので、無くすと途方に暮れる人が多い、重要な持ち物です。自分の持ち物で一番値段が高い、という人も多いです。
結婚指輪の忘れ物もあります。
指輪やスマホを紛失しても、旅は続けられますが、本人のショックが大きいです。新婚旅行で結婚指輪を忘れるなんて、悔やんでも悔やみきれません!
・・・・・
絶対忘れたくないもの、あなたにとって大切なものは?
私は旅の目的のひとつが撮影なので、スマホとカメラは自分の中で必須です。一番上に書いた、旅の必需品3点(パスポート・複数クレジットカード・多少の現金)に加え、
スマホとカメラの2点の、合計5点は持ったか移動時には毎回確認します。
あなたにとって最重要なもの、これを無くしたら泣いちゃう、という物を出発前に考えておきましょう。そして
ちゃんと所持しているか移動のたびに必ずチェックしましょう。
もちろん旅の必需品3点は忘れてはダメです。旅が続けられなくなりますから。
盗難被害に遭うと手続きが大変です。以下のものがあると手続きがラクになります。
- 戸籍謄(抄)本原本 (6か月以内に発行されたもの)
- パスポートのコピー (海外旅行中に身分証明書代わりに使えることも)
- クレジットカードのデータ控え(カードの種類、番号、提携銀行、有効期限)
- トラベラーズチェックの番号(どこまで使ったかが分からなくなるので使用済みの番号も)
- 薬の名前・成分・量
- 海外旅行保険の番号の控え
●重要●
・カード番号をメモするとき、漢字や暗号を混ぜたり、逆に書いたり、関係ない番号を混ぜてケタを増やしたり、自分だけにしか分からないように書き留めましょう。
・4桁の暗証番号は暗記するのが一番ですが、万が一書き留めるなら、絶対にカード番号と暗証番号も一緒にメモしてはなりません!!
↑時々、暗証番号とカード番号が一緒に書いてあるメモをお店で広げたり、これかしら?と暗証番号を私に見せてくる方がいらっしゃいますが、
暗証番号は誰にも(ガイドにも警察にも)見せてはなりません!
パスポート以外に身分を証明できるものがあると役立ちます。国際的に認められた身分証明書であればパスポートを持ち歩かずにすむ場合もあります。
- 国際免許証
- 国際学生証ISICカード (大学生は大学生協で発行してもらえます。海外留学生も学生証で現地作成できます)
- 日本の外国人証・滞在許可証 (帰国便に乗る時や、パスポートの名前と免税書類・クレジットカードの表記が違う場合に証明するのに役立ちます)
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