すっかりバルセロナのアイコンのひとつとなったジャン・ヌーベルの現代建築。水道局の建物アグバールAgbarとして親しまれたあと、もうとっくに水道局の建物じゃなくなったのに、
今だにAgbarアグバールという呼び方から市民は抜け出せません。
水道局から持ち主が変わり、2021年新聞などによると、la Torre Glòries ラ・トーレ・グロリアス(グロリアス・タワー)の名前になりました。グロリアス広場にあるからという安直な名前です。そんな名前に変わったのを知らない市民も多いです。
建築フェスティバルであるOpen Houseでは、ジャン・ヌーベル・タワーとして紹介されていました。これ、いいですね! ビルバオのIsozaki AteaがTorres Isozaki(いそざきタワー)として親しまれています。
ジャン・ヌーベル・タワーの愛称なら、所有者が変わるたびに名称が変わる目にあいません。実際、水道局のあと、2度売却されました。
ここの140mの高さにある噂の360°展望台が、2022年の1月~3月内に、展望スペースとしてオープンすることになりました!一度ホテルが買い取ってホテルに改築され、展望ビューになるという噂でしたが、ホテルの許可が降りずにまぼろしになった部分です。
料金など詳細は決まっていませんが(高そう)、建物で勤務する人々とは混じらない別エレベーターであがるのだそうです。
クーポラ部分には、ビジョナリー・アーキテクトなどと呼ばれる現代アーティストのトマス・セラーノの作品が展示される予定です。トマス・セラーノは近年日本でも各地で作品が展示されています。興味ある方はネットで探してみてくださいね。あの空間を飾るのにふさわしいアーティストという感じがあります。どんな展示になるのか楽しみです!
アグバールの周辺は@22地区と言って、現代建築が立ち並ぶ建築ファン必見の地域です!